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相席ナビ MAGAZINE

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本当にお得!?知っておきたいクーポンサイトの裏真実【後編】

2016.03.19(Sat)

前編の記事では、クーポンサイトについての基礎知識をご紹介しました。



『本当にお得!?知っておきたいクーポンサイトの裏真実【前編】』の記事はこちら
https://aisekinavi.jp/tokyo/c39/magazine/198

クーポンサイトを知らなかった人は、こんなものがあるんだぁと興味を持ったかと思いますし、すでに利用した事のある人はこの後編の記事でクーポンサイトのもっと奥深くに潜む裏真実を探っていきます。

クーポンサイトの裏真実①もはや『共同購入』の意味を成さないクーポン



もともとクーポンサイトは、商品の購入成立要件となる共同購入者が集まらない場合は、
その商品は不成立となり購入出来ないのがルールでした。



現在ではそのルールも消え去り、例え自分一人だけが購入したとしても普通に商品が買えてしまうという
他のネットショッピングと何ら変わりのないサービスへと変わっています。

クーポンサイトの裏真実②騙されるな!定価は偽物、販売価格が妥当な商品価値



クーポンサイトでは、商品の定価が記載されており(※表記のないものもあります)
そこからの割引された販売価格が大きく表示され50%OFFや90%OFFなどの大幅割引で商品の魅力を謳っています。



例えば、通常定価10,000円の商品が1,000円で販売されている場合、その割引率は90%OFF。
これだけ見れば消費者は「10,000円のものが1,000で買える!」と驚くとともに、そのお得感に購買意欲を掻き立てられます。

しかし、騙されてはいけません!!

クーポンサイトに限らず、どんな商品でも定価は販売会社の自由設定。
そして、会社も必ず利益を出す必要があるため大方の粗利(※原価を引いた商品の利益)を確保して値段設定します。



つまり…

先ほどの定価10,000円の商品は、実は本当に10,000円の価値があるのではなく、販売価格の1,000円で十分に利益が出る程度の商品価値が
真実の価値なのです!
大体、粗利を20%に設定しても商品の原価は800円。本当に10,000円の商品ならとっくにこの会社は倒産しています。



そうなんです。

クーポンサイトはもはや値下げ合戦と安価な原価で戦う経済の縮図のような安売りサイトなのです。
注意したいのは、この事実を知った上で【販売価格が適正価格、販売価格に見合った価値しかない商品が手元に届く】
と納得した上でクーポンサイトでのショッピングをするようにしましょう。

定価はあくまで商品価値やイメージを高級に見せるための企業側の【演出】と心得る事が重要です。


クーポンサイトの裏真実③【定価は偽物】を証明した事件❝グルーポンのおせち事件❞



そんな【定価は偽物】、言い換えれば【粗悪品を高く設定して販売している】事を証明する事件が過去に発生しています。
それが、クーポンサイトの2大大手の一つ『グルーポン』に2011年に掲載された【おせち】。


【画像引用元http://matome.naver.jp/odai/2138756090674747601】



通常21,000円の高級おせちが半額10,500円という大幅割引での販売。
10,500円でもおせちとしては中々庶民では手の出せない贅沢品ですよね。

そしてお正月。購入者約500名の元に届いたおせちは中身がスカスカで、商品ページの画像とは似ても似つかない有様だったのです。
重箱の底が見え、残飯のように散らかった食材の切れ端たち。

正月というおめでたい時に、少し贅沢しようと頼んだおせち。新年早々、意気揚々と家族で蓋を開ければ犬の残飯のようにおせちが散らばっていたら、あなたならどう思いますか?

購入した消費者は、あまりの酷さにネットでその状況を拡散。すると一気にその情報が広まりニュースで事件として扱われるほどの騒動に。
ネットショッピングの怖さや、クーポンサイトの実態が浮き彫りになった【おせち事件】。



これは、極端な例かもしれませんが、実例であることに変わりはありません。
商品の本当の価値は届くまで分からないというネットショッピングの盲点とクーポンサイトという安売りに走りすぎて原価を最大限カットしようとする企業の思惑がこのような事件を生み出したのです。

クーポンサイトの裏真実④遅い発送対応



クーポンサイトは、共同購入者がクーポンを購入出来る限定期間がせってされています。大体、1週間から2週間の掲載期間が設けられ、その掲載期間が終わるまで商品は発送されないのです。



つまり、掲載の1日目に購入したとしても、掲載期間が2週間なら手元に商品が届くのはおおよそ13日後。
アマゾンや楽天などは、当日発送の翌日着などが当たり前になっている中で、これだけ商品の到着が遅いネットショッピングも稀です。

【画像引用元http://business.news-wave.com】



さらに、この掲載期間はサイトによっては予告なく延長される事もあります。
実際、消費者センターには頼んだ商品が1か月後に届いたという苦情も来ているようです。

掲載延長をする企業の大きな理由はただ一つ『売れ行きが悪い』からです。掲載期間を延長することでより多くの購入を見込んでから掲載終了したいという企業側の勝手な都合なのです。



ネットショッピング最大の利点である『利便性』を著しく無視したこの発送問題。それでも今までこのスタイルが通用してきたのは、クーポンサイトで購入する商品は【高級品】【限定品】【高品質な商品】だから待っても仕方ないという消費者のイメージや認識に甘えていたからです。

しかし、そんな高品質イメージも薄れつつある今。発送問題もクーポンサイトに掲載する会社では慢性化した課題として消費者からのクレームが多発。同じ価値の商品が、翌日届くサイトと1か月後に届くサイトがあったならどちらを利用したいですか?

早急な改善が求められています。


まとめ



クーポンサイトを一言で表現するなら【消費者の無知の上に成り立つ商売】と言えます。
しかし、これはクーポンサイトに限った事ではなく、悲しい事に商売やビジネスの基本原則であることは否めません。



大事なのは、商品を購入する際に十分納得した上で注文するということです。
納得するためには、知識や情報が必要になります。



無知な消費者として、一方的な商品供給やサービス提供をただ『鵜呑みにする』のではなく
ある程度の事情や知識、隠された真実を収集して【賢い消費者】となる事が求められています。

最後に、クーポンサイトは様々な商品を安く購入出来たり、逆に本当にギリギリの割引で良質な商品を良心価格で販売する会社もたくさんありま
す。一概にただ安売りだけをしているだけではありませんが、最近ではその傾向が強くなってきているのです。



クーポンサイトを利用する際は安さだけに目を向けず、商品の価値を見極める力が必要であることを忘れずにショッピングしましょう。
それでは新生活、あらたな門出に賢い買い物をして素敵なスタートを切りましょう!

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